創作日記 第二回 『半径0メートルの幸福論』プロローグ 反省回

1 前書き どうもです。今日も添削作業を進めました。本当は、昨日の分もやろうと思っていたのですが、体調が優れず、そこまでは手が回りませんでした(明日、やります)隔日更新になるかは自分の体調次第です。

 

『半径0メートルの幸福論』プロローグ

 

シーン2 穂鳥歩の目覚め。

 

意図 視点人物が何者であるかを読者に提示する。

 

センテンス1 目覚まし時計のけたたましい音が響く。

 

意図 眠っていたという情報を提示。

 

疑問 けたたましい は必要か。そもそも、目覚まし時計である必要はあるか。 

 

修正案 目覚まし時計が響く。

 

 

センテンス2 曖昧な意識のなか、手をグッと伸ばし、目覚まし時計を止める。

 

意図 目覚まし時計を止める。起きるとき、時計の音を止めるから。

 

疑問 何故、曖昧な意識なのに、目覚まし時計だと分かるのか。直前に、目覚まし時計という語句が出ているにもかかわらず、目覚まし時計と明記する必要はあるのか。

 

修正案 頭がボーッとする。手を伸ばし。時計の音を止める。

 

 

センテンス3 時刻は午前六時。

 

意図 今が何時かの情報を提示する。

 

疑問 時刻は は必要か

 

修正案 特になし。

 

 

センテンス4 春先だからか、外はまだ暗く、かすかな明るさがカーテン越しに透けている。

 

意図 季節、状況の提示

 

疑問 暗いのに、明るいとは。表現は妥当か。

 

修正案 春先だからか、外はまだ暗い。

 

ここまでの修正箇所

 

目覚まし時計のけたたましい音がひびく曖昧な意識のなか、手をグッと伸ばし、目覚まし時計を止める。時刻は午前六時。春先だからか。外はまだ暗く、かすかな明るさがカーテン越しに透けている。

 

修正案の纏め

 

目覚まし時計が響く。頭がボーッとする。手を伸ばし。時計の音を止める。時刻は午前六時。春先だからか、外はまだ暗い。

 

 

センテンス5 ふと気づく。

 

意図 「シャツが重い」

 

疑問 そもそも、これらの文章は必要か。

 

修正案 特になし。悪夢なので、酷い寝汗ぐらいはかくだろう(多分)

 

 

センテンス6 シャツが重い

 

同上

 

 

センテンス7 触ってみると、寝汗を吸っているようで、べったりと纏わりついてくる。

 

意図 悪夢だったということ。

 

疑問点 触ってみるとは必要か

 

修正案 寝汗を吸っているようで、べったりと纏わりついている。

 

 

センテンス8 さきほどの夢を思い出す。

 

意図 前文との接続

 

疑問点 夢を思い出すとは この場面では思い出されるのほうが適切か。

 

修正案 さっきの夢が思い出される。

 

 

センテンス9 あれから、数年が経った。

 

意図 時間経過 

 

疑問点 特になし。

 

修正案 特になし。

 

センテンス10 当時、僕の身体に外傷は認められなかったが、精神的なショックを受けていたようで、数週間、入院することになった。

 

意図 回想 追加の情報

 

疑問点 説明的すぎる

 

修正案 それでも、あの日を夢に見ることは多い。

 

センテンス11

 

(結局、あのときの彼女にお礼を言えていないなぁ)

 

そう、あの日以来、僕は彼女に会えていない。僕の命を救ってくれた人。もう一度会って、キチンとお礼がしたい。

 

意図 彼女には会えていないこと。

 

疑問点 情報が重複している

 

修正案 (結局、あのとき、お礼を言えなかったなぁ)

僕の命を救ってくれた人。もう一度会って、お礼がしたい。

 

ここまでの修正箇所 


ふと気付く。シャツが重い。触ってみると、寝汗を吸っているようで、べったりと纏わりついてくる。さきほどの夢を思い出す。あれから、数年が経った。当時、僕の身体に外傷は認められなかったが、精神的なショックを受けていたようで、数週間、入院することになった。そのあと、無事退院することはできたが、あの日のことを夢に見ることは多く、今になっても、こうして、記憶が甦ってくる。

結局、あのときの彼女にお礼を言えていないなぁ

そう、あの日以来、僕は彼女に会えていない。僕の命を救ってくれた人。もう一度会って、キチンとお礼がしたい。

 

修正案の纏め

 

ふと気付く。シャツが重い。寝汗を吸っているようで、べったりと纏わりついている。さっきの夢が思い出されるあれから、数年が経った。それでも、あの日を夢に見ることは多い。

(結局、あのとき、お礼を言えなかったなぁ)

僕の命を救ってくれた人。もう一度会って、お礼がしたい。

 

後書き

 

これは酷い(二回目)とにかく、何となくで、入れられている表現が多すぎる。推敲の段階で、そういうものは徹底的に精査したい。